ラッチス(手続きの懈怠)関連判決



PMC v. Apple - Fed. Cir. 2023-01-20
Pre-GATTの出願(原出願:1981年)で2012年に権利化された特許で権利行使をしたところprosecution lachesが認められた判決。


 
SCA Hygiene v. First Quality Baby (Supreme Court: March 23, 2017) 
286条で規定する損害賠償の訴求期間内にラッチス(懈怠)の抗弁は可能か?
本判決はラッチス(懈怠)の抗弁に関する。即ち、権利者が侵害行為を周知していながら訴訟の開始時期を大幅に遅らせ、結果的に被疑侵害者に侵害行為の継続を容認したかのような印象を与えたという事実に基づく抗弁。最高裁は7:1でCAFC大法廷判決を破棄し、286条で規定する損害賠償の遡及期間である6年間(訴訟提起前の6年間)に生じた損害賠償に対してラッチスの抗弁は適用されないと判示した。